ご質問いただく中で、特に多く質問されるものをあげております。 治療に興味がある方は参考にされてください。
はり治療は初めてなのですが、痛いですか?
はりは、髪の毛のほどの細さです。
縫い針や注射針を刺した時のような痛みはありません。患者さんの感受性に個人差がありますし、部位によっても敏感な部分とそうでもない部分とがありますので、「痛くない」と断言する無責任なことはできません。しかし、痛みを最小限に抑え、患者さんの症状を改善させる努力は常に行っております。
初めて治療を受けようと考えている方は、遠慮なく相談ください。
お灸はどのくらい熱いですか?
症状によりますが、通常、お灸は台座のついたものを使用します。
はり治療と同様に、患者さんの感受性や部位によって熱さの度合いは違います。
また、同じ患者さんで同じ部位に施しても、体調や気候などで熱さを感じたり感じなかったりします。
お灸は、熱を利用してもぐさの成分を浸透させたりつぼを刺激したりする治療法であるため、少々の熱さは感じます。ですが、過剰な刺激はしませんので、ご安心ください。
はり灸治療を受けた日は、飲酒や入浴は避けた方かよいですか?
はり灸治療をした直後は、軽く運動を行った後と同等の血流になると言われています。持病をお持ちの方や、極端に疲れている場合は、様子を見た方がよいことがありますが、そうでなければ通常の生活を送っていただいて大丈夫であると考えます。まれに、酔いが回りやすくなったり、のぼせやすくなったりする方もいらっしゃるので、あくまでも体調を重視していただけたらと思います。
はり治療は、金属アレルギーだと受けられませんか?
当院で使用しているはりは、アレルギーを起こしにくいステンレス製を使用しております。金属アレルギーをお持ちの方でも治療は可能です。
治療時間はどのくらいですか?
症状にあわせて治療法を変えますので、一概に言えません。初診の時は、問診や詳しい説明がございますので、1時間程度とお考えくださればと思います。
はり治療は「クセになる」と聞きましたが…。
「クセになる」と言うのを「依存性がある」と解釈される場合があります。
はり治療をすると痛みが軽減・消失し、治療をやめると痛みがぶり返してくる…ということがよく見られます。
そのことから「治療をしないと良くならない」、それで「クセになる」と表現されるのでしょう。
人間の身体は、年齢を重ねるごとに自分の力だけでは疲労物質を排出できない、または痛みの原因を修復できないようになります。これは老化現象のひとつで、誰しもそうなるものです。しかし、はり治療やお灸治療で刺激をすることで、弱ってしまった排除する力・修復する力が発揮できるようになるのです。ただし、加齢で“良い状態を維持する力”はかなり低下します。ですから、治療をやめると痛みがぶり返すのです。という訳で、依存性はありません。